第2回 HTML+CSS入門
2026.04.16
この講義はPhaseによって準備するものが違います。
Phase 1 では VSCode が中心。教室に着いたら、以下の準備をお願いします。
配布素材を Live Server で開けるかテストしよう
algorithm2026フォルダがデスクトップにあることを確認(ない場合は作成)algorithm2026 の中で解凍02_20260416_data を読み込みlesson/index.html を右クリック →「Open with Live Server」フォルダ構成
algorithm2026/
└── 02_20260416_data/ — (4/16用)
├── lesson/ — 授業で使う
│ ├── index.html
│ └── style.css
└── assignment/ — 課題用
├── index.html
├── style.css
└── README.md
※ Live Server 拡張機能が未インストール / うまく開かない場合はチューターに声をかけてください
lesson/index.htmlの中に書かれたぐちゃぐちゃなテキストを、タグは使わずに、人間が読みやすい形に整えてみましょう。
ここはあえて、AIは使わずに!できたら、スクショしておいてください!
仕事のコミュニケーションは、ほぼテキスト。
Slack、メール、議事録、提案書、ドキュメント —
参考:石倉秀明『THE FORMAT — "伝わる文章"には「型」がある』
https://www.amazon.co.jp/dp/4763140183
普段見ている画面の裏側は、ほぼ全部テキストで動いています。
見えている画面
裏側のソース
<h1>旅行の持ち物リスト</h1>
<p>海外旅行に行くときに
忘れがちなものをまとめました。</p>
<ul>
<li>パスポート</li>
<li>航空券</li>
<li>クレジットカード</li>
</ul>
画面の裏では、常にテキストで情報が流れています
共通点 — みんな「構造」で意味を読み取ろうとしている
ChatGPTやGeminiが社内資料やWebを検索して答えるとき、裏では「ベクトル検索」という仕組みが動いています。
<h2>で切れると答えが欠けない<h1>=タイトル、<article>=本文として扱える
情報を構造化する力と、
「読んでるのは人間だけじゃない」という視点を
持っておこう
コンピューターに情報の内容と構造を伝える言語
HTML = HyperText Markup Language
<h1>カフェバイト引き継ぎメモ</h1>
<p>お疲れさまです。来週からシフトに入る人向けのメモです。</p>
<h2>開店準備</h2>
タグで囲むことで「これは見出し」「これは段落」と伝えられます
人間向け — 記号や余白で伝える
コンピューター向け — タグで伝える
<h1>カフェバイト引き継ぎメモ</h1>
<p>お疲れさまです。来週から
シフトに入る人向けのメモです。</p>
<h2>開店準備</h2>
<ol>
<li><strong>コーヒーマシンの電源</strong></li>
<li>レジを開けて釣り銭確認</li>
<li>ミルクの在庫チェック</li>
</ol>
同じ「構造化」でも、相手が違えば表現手段が異なります
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ページのタイトル</title>
</head>
<body>
ここに本文を書く
</body>
</html>
| タグ | 意味 |
|---|---|
<h1>〜<h6> |
見出し(大 → 小) |
<p> |
段落(本文のひとかたまり) |
<ul> + <li> |
順番なしリスト(箇条書き) |
<ol> + <li> |
順番ありリスト(手順など) |
<strong> |
重要な部分の強調 |
リストは <ul>/<ol> の中に <li> を入れて使います
<ul>
<li>パスポート</li>
<li>航空券</li>
</ul>
<p>
電源は
<strong>最優先</strong>
で入れる
</p>
<body>
├ <h1>カフェバイト引き継ぎメモ</h1>
├ <p>お疲れさまです...</p>
├ <h2>開店準備</h2>
└ <ol>
├ <li>コーヒーマシンの電源</li>
├ <li>レジを開けて釣り銭確認</li>
└ <li>ミルクの在庫チェック</li>
</ol>
</body>
タグの中にタグを入れる → 構造がツリー状になる
ワーク①で自分が記号で整えた構造を、HTMLタグに翻訳しましょう。
使うファイル — lesson/index.html
(もとの <pre> ブロックは消して、その位置に HTML を書いていきます。)
<h1>、セクションは <h2><ol>、順番不問なら <ul><strong> で囲む目安 — 15分 / Live Server で表示を見ながら進めよう
AIに「整理して」と投げて、出力を比べてみよう
※ チャットのスレッドは別々に分けてください!同じスレッドで続けると、前のやりとりに引きずられて純粋な比較になりません
つまり — 構造化は、AIに"勝手に考えさせない"ための技術
AIに丸投げすると、出てくるのはAIの解釈。
依頼主の意図は、汲んだ人にしか形にできない。
意図した印象を相手(人)に与える道具
ある画像を3秒間表示します。
自分の言葉で書いてみよう
HTMLだけだと、見出しも本文も "とりあえず表示" されるだけ。
でも人は見た目で判断するから、見た目で人に深く意図を伝える道具が必要になった。
人間・AI・検索エンジン・スクリーンリーダー...etc
多くの読み手に、意図の構造を届ける
対象は人間に絞られる。
その代わり、印象・感情まで深く届く
CSS = Cascading Style Sheets
02_20260416_data/
├── lesson/
│ ├── index.html
│ └── style.css
└── assignment/
├── index.html
└── style.css
index.html — 構造を書くファイル
style.css — 見た目を書くファイル
今回は、授業内素材は lesson/、課題は assignment/ と役割ごとに分けています
<link> で呼び出すINDEX.HTML
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>カフェメモ</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
STYLE.CSS
h1 {
color: #2D4084;
font-size: 28px;
}
<link> が style.css を読み込む矢印の役割
考え方
どのタグに {
何を: どうする;
}
実際のCSS
h1 {
color: #2D4084;
font-size: 28px;
}
h1 タグの色を紺に、
文字サイズを 28px にする、という意味
見出しも、段落も、リストも、ぜんぶ見えない箱に入っている。
CSSはこの箱の色・サイズ・余白を操作する言語。
| プロパティ | 役割 | 例 |
|---|---|---|
color |
文字色 | color: #2D4084; |
background |
背景色 | background: #f7f8fc; |
font-size |
文字サイズ | font-size: 20px; |
margin |
外側の余白 | margin: 16px; |
padding |
内側の余白 | padding: 12px; |
A — ポップでカラフル
カフェバイト♡
コーヒーマシン電源入れてね☆
新人バイト — 「ノリはいい?」
B — 業務マニュアル風
カフェバイト引き継ぎメモ
コーヒーマシンの電源を最優先で入れる
新人バイト — ちゃんとしてそう
カフェ引き継ぎメモを、デザインする
style.cssに書いて カフェメモの見た目をデザインHTMLだけの状態
HTML + CSS
AIを活用していきましょう!
AIに指示を出すための材料になります!
思いつかない人は次のスライドのテンプレをそのまま使ってOKですよ!
style.css の雛形をAIと一緒に書くlesson/index.html を開き、全体をコピー(Cmd+A → Cmd+C)[HTMLを貼り付け] の箇所に、コピーしたHTMLを貼るlesson/style.css を開いて、全部消して貼り付け → 保存指示テンプレ
以下のHTMLに対して、
〇〇な印象になるCSSを
style.css として書いてください。
印象 — (Step 1で書いた言葉)
読み手 — (Step 1で書いた言葉)
[HTMLを貼り付け]
style.css を自分で書き換える書き換えは 2方向 ある。両方やってみよう。
A — デザインの場所を変える(セレクタ)
/* before */
h1 { color: #2D4084; }
/* after — h1ではなくh2の見た目を変える */
h2 { color: #2D4084; }
/* strong にだけ色をつける */
strong { color: #c0392b; }
B — デザインを変える(プロパティ)
/* 色を変える */
h1 { color: #2D4084; }
↓
h1 { color: #c0392b; }
/* 文字サイズを変える */
p { font-size: 16px; }
↓
p { font-size: 20px; }
コツ — 一度に1箇所だけ変えて保存。ブラウザの変化を目で見る。Cmd+Zで戻せます!
自分で決められるなら、自分の意図で進めてOKです!
迷ったら下のどちらかをそのまま使っても、少しアレンジしてもいいですよ!
テンプレA
読み手 — バイト初日の新人
テンプレB
読み手 — 初めてのアルバイト経験者
画面のできあがりと、Step 1で書いた「意図メモ」を見比べてみてください。
HTML は意図の構造を汲む。
CSS は意図の印象を汲む。
どちらも「相手を理解してから形にする」同じ営み。
今日の学びを、自分の手で試してみよう
参照 — 第1回オリエンの動画 ・ orientation_text.md(配布済の文字起こしテキスト)
02_20260416_data/assignment/index.htmlに貼り付け、HTMLでマークアップする
作業は 02_20260416_data/assignment/ フォルダの中で進めます。
詳しくは assignment/README.md を読んでください。
assignment/ フォルダの中に、以下を揃えて 02_20260416フォルダごと提出してください。
assignment/index.htmlassignment/style.cssassignment/memo.md(解釈メモ 200字以上)
https://lecture-cms.tatsuyakosuge.com/submit
Zipデータにして添付・提出してくださいね!